top of page
北里大学大学院
スポーツ・運動器理学療法学
& スポーツ医学 研究室
共同著者・演者
内田 悠登, 河端 将司, 熊澤 祐輔, 對比地 優介, 高木 一也, 宮武 和馬, 小林 匠, 渡邊 裕之, 見目 智紀, 高平 尚伸
概要
要旨
【目的】足関節外側靭帯損傷(Lateral Ankle Sprain : LAS)のⅡ度損傷(LASⅡ)患者の急性期における足関節前方不安定性を経時的に定量評価し、関節不安定性が 3 週で軽減するかを明らかにする。
【方法】共著者施設を受診した初回受傷のLASⅡ患者で、初診と初診後1週と初診後3週にエコー検査ができた20例を対象とした。全例、初診後1週~10日間は荷重制限なしでL字シーネ固定を行い、初診後6週まで機能的短下肢装具(ASO)を使用した。同一検者が前距腓靭帯長軸を描出したエコーガイド下前方ストレステストを行い、距骨-腓骨間距離の変化量(最長と最短の差)を計測した。
【結果】患側の距骨-腓骨間距離の変化量の平均値と標準偏差は初診時4.3±2.1mm、1週時 3.9±1.8mm、3週時1.9±1.0mmで、3週時に有意に低値となった(p<0.01)。初診時の健側の平均値は1.4±0.8mmであった。
【結論】初回受傷のLASⅡ患者の足関節前方不安定性は初診後3週で有意に減少した。
bottom of page